anttiorbの映画、映像の世界

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幽霊VS宇宙人

2002年作品、清水崇豊島圭介監督、山中崇、大國千緒奈、藤井亜紀、藤貴子出演。

「怪談 こっちをみないで…」――怖がりの高校生・忌野秀一(山中崇)はある夜テレビの投稿映像の怪奇番組を見ていた。 この日よりによって葬式で母(藤井亜紀)が出かけてしまう。 外は嫌な風が吹いていた。 家には誰もおらず、秀一は変な張り紙を見つける。「 こっちを見ないで」そう書かれた襖を恐る恐る開ける秀一そこには見慣れない人形が置いてあった。 下の部屋に行ってみると、FAXが届き、それにも「こっちを見ないで」と書いてある。 トイレに行ってトイレットペーパーにも。 そしてとうとう声を聞いてしまった…。
「ぼくの宇宙人」――「ベントラー、ベントラー」そう武春(下村大輔)は叫びながら、恋人のあずさ(宮脇愛)にも手伝わせて、今日も訳あってUFOを呼んでいる。 一方、ビルから飛び降りようとしたカンナ(椎名令惠)のもとに突然、空から鞄が降ってくる。 それからカンナは人が変わったように生き生きしてくる。 それはその鞄の中に人間ではないものが入っていたからだった。
部屋に持って帰り、恋人の保(納谷英樹)に見せるが、それをお大家さん(八木淳子)も見てしまう…
「怪猫 轢き出し地獄」――大学生の秀一(山中崇)は、恋人・久美子(ならさおり)とのドライブ中に誤って野良猫を轢き殺してしまった。 翌日、秀一の部屋にある机の引出しから、猫の怨霊<化け猫>(植田裕一)が現れる。 秀一を呪い殺すことに失敗した化け猫は、たまたま部屋に訪れた久美子の魂を連れ去ってしまう。 意を決し、自らあの世へ向う秀一。 果たして無事久美子を救出できるのか・・・
「食卓の宇宙人」――ごく平均的な家族生活を営む安藤家。 父の正彦(河田義市)が帰って来るなり屋根に上り「ベントラー」と叫びだし始めるが、そこに何かが降ってきた。 宇宙人がやってきた?
宇宙人は次々に家族の身体を乗っ取りはじめる。 宇宙人に憑依された家族は、なんと隠し事が出来なくなってしまう。 これまで秘密にしていたあんなことや今まで言えなかった本音が飛び交う安藤家は、崩壊寸前。
困り果てた父は、宇宙人をあぶり出す家族内魔女裁判を行う決意をする。 安藤家に再び平穏は訪れるのか?…

短編が4話の作品ですね。 幽霊と宇宙人が戦うような題名がついていますが、さに非ず。 各話テーマが、宇宙人なのか、心霊なのかになっています。
基本コメディなんですが、人間のシュールさに幽霊が付け込んできたりという展開なんですね。
まあ4話は、宇宙人を盲信する中でどんどん家庭の恥部が浮き彫りになってくるという、さらに皮肉たっぷりの展開の作品です。
清水監督と言えば、「呪怨」シリーズで有名ですが、今年はとうとう「~ファイナル」公開が予定されています。 いよいよ終わってしまうのか?結末が訪れるのか? 期待しちゃいますが、久しぶりに復活した前作は、劇場公開版としては久しぶりでしたが、怖さはもっとあっても良かったような気がしました。
また豊島圭介監督はなんと言っても「怪談新耳袋」シリーズですね。 私はこのシリーズコンプを目指してコツコツDVDを集めているんですが、集めた傍から新作がどんどん作られて、もうエンドレスになって収拾がつかないんですよね(^^)だから見る間もなくたまる一方です。
もともとテレビシリーズとしてBS-TBSで放送されたんですが、数えきれないほどの作品群になっていますね。
前は一つ一つ見て記事を書こう と思っていましたが、いつになることやら。
エンドレスのシリーズは、ほかにも白石監督の「コワすぎ!」とかもどんどん続いています。 これも結構見ているんですがいずれ。

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第1話の秀一は心霊ビデオを見ていると

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引き出しの中から化け猫、どこかで?

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