2008年作品、ジョン・エリック・ドゥードル監督、ジェニファー・カーペンター主演。
「カメラOK?」 新人レポーターのアンジェラ・ヴィダル(ジェニファー・カーペンター)は 「ザ・ナイト・シフト 」という番組で消防署の密着取材のためにオープニングシーンを撮っている。
しかし何度もNGが出てしまう。 何とか撮り終えたところで消防車が発進、良い画が撮れた。
署内に入っていくと食堂に隊員が集合していた。 ジェイク(ジェイ・ヘルナンデス)とジョージ・フレッチャー(ジョナサン・シェック)を紹介された。 二人が案内役ということだ。
陽気な二人だが、フレッチャーはちょっと彼女に目を付けている。 ジェイクは真面目な感じのする男だった。 二人にマイクを付けさせ、音も拾うことにした。
カメラマンのスコット(スティーブ・ハリス)と共に、署内を回る彼女だが、時間が経つとだんだん皆が仮眠を取りはじめ、署内は静かになっていった。
そこにベルが鳴り響いた。 出動だ。 二人も彼らについて行くことになった。 敏速に出動する隊員たち。
どうやら急病人が出たらしい。 消防車に乗ったアンジェラはちょっとはしゃぎ気味だった。 車内も笑いさえあり、そんなに大きな事ではないらしい。
現場に着くと寝間着姿の初老の男がいた。 自分が通報したと言う。 中に案内された。 そこは、あまり裕福そうではないアパートだった。 古い建物で、住んでいる住人たちが騒ぎで出てきた。
上の階の年配の女性の様子がおかしいと言うことだった。 普段 から変わり者の女性だそうだが、今日の叫び声は変だと言うのだった。 通報した男はどうしてカメラがあるのかと訝しげだった。 警察も来ていた。 ドアが閉まっていたので、ドアを壊して入ることにした。
彼女は口から泡を吐いていて叫んでいる。 泣きながら 「止めて」 と言っていたその矢先に、彼女は豹変して噛み付いてきた。 噛まれたのは警官の一人だった。
外から 「皆さんが 退去できるよう、全力を尽くしています」 というマイクの声が聞こえてきた。 みんな監禁されてしまったのだ。
動揺する住人たちの中、なんと上の階からフレッチャーが落ちてきた。 いったい誰が落としたのか? いったいこのアパートで何が起きているのか?…
スペイン映画の「REC/レック」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11930749.html のハリウッドリメイク版です。 これは忠実に再現されていますね。 また続編も作られているんですが、本家は「4」まで製作されているようです。
閉鎖空間でのホラーにカメラが入りPOV方式で撮られています。 スペインオリジナル版とちょっと時間を空けてみたので、比較が少しあいまいになっていますので、これはこれでという視点で見ることができました。
基本的な怖さは変わらないし、これを初めて見ても十分恐怖を味わえると思います。 完全な種明かしは無いのですが、脱出劇はやはりあのゲームと似てますね。できれば地下の下水道に行って決着なんかつけてほしいところですね。
死んでもカメラは放しません。 POV作品は、根性のカメラマンあっての作品ですね(^^)
何かわめいている老婆
そして襲い掛かってくる
アパートは修羅場と化す
咬まれた隊員が上から落ちてきた
しかし恐怖はまだ始まりだった