anttiorbの映画、映像の世界

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死んでもいいの、百年恋して

2012年作品、榎本敏郎監督、森下くるみ下條アトム範田紗々出演。

「不思議なことはどこにでもある。私はそれを受け入れた。」「幸せはどこにでもある。でも私はそれを気付かないふりをした」
結婚早々、夫・耕三(飛坂光輝)を事故で亡くした祐加(森下くるみ)は、そのショックで歳を取らなくなった。
娘の綾香(範田紗々)は、30歳になったが、28歳から年を取っていない母、を抜かしてしまっている。
綾香は、母が家にいるか確かめているが、理由は言わない。 祐加は図書館で働いている。
そんなある日、祐加は酔っぱらって道で寝ていた女(岸田茜)を介抱すると、「おまじない、きっといいことがある」と言ってキスをされる。
綾香がその夜、川村(柳之内たくま)という恋人を連れてくる。 若い母親にびっくりする川村だが、結婚したいと言い切るのだった。 祐加は私は反対はしませんというが、川村は若い理由を言っても信じてくれない。
翌日、勤務する図書館の地下で見慣れないドアを発見した祐加は、恐る恐るドアの中に入っていく。 長い暗渠を抜けると、そこは見覚えのある街だった。 そこで祐加の前に現れたのは、30年前に死んだはずの耕三だった。
信じられない祐加だが、確かに実体感があった。
昔からの親友・次郎(下條アトム)は60歳になったが、祐加のことがずっと好きで、なんやかんやと面倒を見てくれる。 そして祐加はこのことを二郎にも言えないのであった…

ジャンルとしては、“ラブ&エロス”というシリーズなんですね。 ストーリーが面白そうなので視聴、もちろんエッチシーンも不自然に長く入ってきます(^^)まあそういうジャンルですから。
物語は、死者と会えるおまじないをちょっとした縁でかけられるのですが、死者との接点、そしてそれを繰り返すと、とりこまれるという怪談チックに話になっています。
CGとかの特撮は一切使っていない低コスト作品で、怖い思いは一切ありません。でも、なんとなく切なくなるのと、好きな人と一緒だったら、死の世界でもいい、また引き戻す方も、命がけというちょっとした恋愛作品に仕上がっていました。
ベテランの下條アトム氏がいるからこそ、ある意味引き締まった作品になっていました。やっぱりベテランの存在は必要ですね。

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死んだはずの夫と再会

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実体感があった

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