anttiorbの映画、映像の世界

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月に祈るピエロ

2013年作品、北川悦吏子脚本、常盤貴子主演。

玉井静流<シズル>(常盤貴子)は、岐阜県の山間の町に祖母・さくら(八千草薫)、母・時江(根岸季衣)と三人で暮らしている。
もう父が死んでだいぶ経ってしまい女だけの3人暮らしだ。 祖母はおだやかな性格だが老齢で、静流と母が風呂に入れたり何かと面倒を見なくてはならない。
その母はことあるごとに娘を否定し束縛する。 静流には、自由がない。 自由がなければ、夢もない。 単調な生活の中で、生きている。 ただ、生きているだけ、みたいな生活をしている。
静流は同級生の病院の受付で働いている。 静流は待合室の絵本がもうくたびれてきているので、新しい絵本を探しに来た。
ギンカ堂という田舎のデパートに本を身に来た静流だが、服などにも目が行く。 しかしもうそんな着飾らなくてもという思いになってしまう。 もう彼女も40歳になってしまった。
この時期、子供たちが予防接種で多く病院に来る。 そんな時彼女は子供の時よく読んでいた絵本を思い出した。
題名も忘れてしまったので、母と祖母に聞いたところ祖母がおぼえていた。 「月に祈るピエロ」 という本ということが分かった。
昔の本なので、ネットで検索してみたところ、ネットオークションで見つけた。 早速落札して本が届いた。 戸伏航<とぶせわたる>という男の人から発送されてきた。オークションを知らない母は一瞬訝しがる。
その夜3人でこの本の話をしていると、ハラリと何かが本から落ちる。
何か、小さな紙切れが挟まっていたのだ。 なんだろう。 何かのレシピのようである。 もしかしたら大事なメモかもと思った静流は早速メールを打ってみた。 なにかはじまりそうな期待がちょっとあった静流だった…

中部日本放送CBC)製作のドラマです。
休日の昼にやっていて、おもしろそうだから録画しておきました。 登場人物は、この3人と静流の友達で、喫茶店をしている恵役の高橋由美子、そして航役の谷原章介と限られていますが、なかなかハートフルな作品でした。
どうして静流がこの年で独身なのか? 航という男はどのくらいの年恰好で、何をしているのか? そんなところがだんだんわかってくるところから、だんだんお互いの会話ができてきます。 この冒頭部分は本当にきっかけですね。
実際オークションでのやり取りで、こんな物語が始まるのか?っていうところはありますが、もし何かを求めている人同士がこんなきっかけを与えられたら?ちょっとあったらいいなと思える中年の淡い恋?を常盤貴子が可愛く演じていました。
エンディングはちょっとホロッときました。

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友達の恵と、静流はただ生きているだけ

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そんなある日、彼女は待ちの本屋に立ち寄り

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その本をネットオークションで落札した

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本が届き、母と祖母に見せると

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メモが落ちそして持ち主に連絡が取れた

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そして二人の会話が始まる

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