anttiorbの映画、映像の世界

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ハプニング・ゼロ ~人間消失~

2007年作品、ジル・ダオスト、エマニュエル・イェスベル監督、メアリー・ストックリー、フェリックス・スコット出演。

「あなたは誰?」 「私はカール・フランケン、君は私の目だ」、 ケイト(メアリー・ストックリー)は1枚の写真を持っている。 そこには仲の良い男女6人が映っている。 というように見える写真だ・・・

悪夢にうなされるケイト、友人が一人一人殺される夢だ。 携帯の目覚ましが鳴っている。 朝の準備をしているとき、ケイトはマイク(フェリックス・スコット)に電話をしている。 彼とは別れたのだが、ケイトはまだマイクのことを思っていて、できればまた付き合いたいという電話だった。
車に乗っていると携帯が鳴った。 ハンズフリーで取っているのに、車を止めて聞けという警察からの電話だった。 ブレンダ・ディロン(セシル・ボーランド)が死んだという知らせだった。
すぐに警察に行き刑事のムスタファ・マカー(ジェイソン・モレル)に聞こうとするが、逆に矢継ぎ早に質問されてしまう。 それは他殺の疑いがあるからだった。
ブレンダは会社の同僚で昨日も会っていた。 刑事から聞いたのは、昨日見た夢のシーンと一緒だった。
帰りのエレベーターで、刑事たちが話しているのが耳に入った。 ブレンダの直前の映像で、二人の彼女が映っていたこと。 そして彼女の体から、金属片が見つかったこと。 何よりそれは6人映っている写真の一人だったのだ。 ケイトは監視カメラの映像をチェックした。 そしてほんとにブレンダを追っているのはもう一人のブレンダだったのだ・・・

これはベルギーのサイコSFスリラーですね。 見たことがありそうな役者?と言えるかどうかの作品ですが、冒頭部なんかは結構そそる内容ですね。
写真の6人が一人ひとり狙われていく、そしてどうやら狙っている人物自体がなんと自分?結構掴みはばっちりな作品です。
原題は「artefact」=人工産物と言えばなんとなく想像がつきますが、この邦題が「ハプニング・ゼロ ~人間消失~」なんでかえって混乱してしまうんですね。
“人間消失”っていうタイトルの作品は結構あり、それぞれ設定が違ったり、リメイクが多かったりするのですが、この作品はそういうところも無くはないのです。 でも原題直訳の方が却って整理しやすいのでは?
私は原題を見ないで鑑賞したので、ラストがさっぱりでした。 しかし原題からすると納得がいった作品でした。
まあ欲を言えばもう少し予算を取って、人工産物を作った存在を、非人間体で出してほしかったですね。 そうするだけでグレードが上がったんでは?と思いました。
惜しい作品ですね・・

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取り調べを受けるケイト

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ブレンダが死んだ?

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そしてひとりひとり

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命を狙われる

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そして

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