anttiorbの映画、映像の世界

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マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋

2007年作品、ザック・ヘルム監督、ダスティン・ホフマンナタリー・ポートマン出演。

ベリーニは地下に住んでいる。 その上にあるお店がある。 “マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋”だ。 そしてベリーニは、くまちゃんと寝ている。 ベリーニの仕事は、子供たちの本を作ること。 そしてマゴリアム(ダスティン・ホフマン)おじさんの生涯を記録している。
“ナポレオンのおもちゃを作り”、“リンカーンと石けり遊び”、“逆さ吊りの世界チャンピオン”天才と呼ばれたけど、ママは変わり者と言う。 なぜかスティーブと呼ぶ人もいる。そしてマゴリアムおじさんの物語は最終章に入っている。
でも次の章が始まる。“最後の始まり”は「モリー・マホーニーの第1番」、モリーナタリー・ポートマン)はおもちゃ屋の支配人、おじさんの弟子でたった一人の友達、ピアノ協奏曲を作曲しようと日夜弾いているが、行き詰っている。 彼女は天才ピアニストと思っていたが、今となってはその自信も揺らいでいる。
ビルが立ち並ぶ街の一角に、“マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋”はあった。 世界の果てまで飛び続ける紙飛行機や抱き返してくれるぬいぐるみなど、まるで魔法のような物ばかりが置いてある。 それもそのはず、おもちゃはすべて魔法使いのマゴリアムおじさん(ダスティン・ホフマン)によって生かされているのだ。
しかしモリーはこの頃元気がない。 天才ピアニストと称された腕を持ちながら、作曲に関してはただの一小節も思い浮かばないことから、本当の天才とは認められていないからだ。 ラフマニノフの2番を弾いてもしっくりこない。 おじさんはモリー・マホーニーの1番を弾けと言うが、それができないのだった。 そんなおじさんから立方体の木箱を渡されるが、あまりピンと来ていないようだ。
そしておじさんは今まで雇っていなかった会計士を雇うと言い出す。 そしてこの店も114年になるとしみじみ言うのだ。
いつものように店は開店したと同時に、子供たちが押し掛け、一斉におもちゃに命が宿る。
そんなある日、243歳になったマゴリアムおじさんが突然の引退宣言、モリーに跡継ぎを願い出る。 作曲家の夢さえ叶えられない自分がオーナーになる自信などモリーにはなかった。 しかも一度引退してしまうと、マゴリアムおじさんには二度と会えなくなってしまうという。 モリーは必死でマゴリアムおじさんを引き止めるのだが・・・

「主人公は僕だった」の脚本のザック・ヘルムの初監督作品。 今作も彼が脚本を書いています。
ダスティン・ホフマンナタリー・ポートマンという組み合わせのファンタジー作品。 この後会計士ヘンリー役で、ジェイソン・ベイトマンが登場しますが、店員の少年エリック(ザック・ミルズ)と、主にこの4人の組み合わせで物語が進んでいきます。
魔法のお店をなかなか理解できないヘンリー、そしてこの店を持てあますモリー、なんとか店を続けさせたいエリック、一方マゴリアムおじさんは・・・と言う作品ですが、何かそれが理解されているようないないような、どっちつかずの感じを受けますね。
来るお客さんは、一般人でちょっと不思議なおもちゃを売っているくらいの感じなんですが、よく考えると絶対おかしい店ですよね。 ハリー・ポッターの世界ならいざ知らず。
監督初作品にしては大物を起用していますが、ちょっと俳優たちを持て余した作りは否めません。 94分で短いのですが、ぶつ切り感もあり、これは何作かつくるつもりだったのか?そんな感じのする作品でした。
ファンタジー作品としてはちょっと重たい作りですね。

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不思議なおもちゃ屋

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会計士のヘンリーが雇われる

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彼はこの店が理解できない

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しかしエリックと付き合っていくと

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マゴリアムはあることを決心した

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