anttiorbの映画、映像の世界

不定期で、旅ブログも立ち上げます!

アジャストメント

2011年作品、ジョージ・ノルフィ監督、マット・デイモン主演。

上院議員候補デヴィッド・ノリス(マット・デイモン)は順調に指示を集めていた。 消防組合の支持を集め、やんちゃなキャラがウケはじめていた。若さを武器に突っ走って10ポイントの差をつけていたのだが。
しかし懇親会で羽目を外し過ぎてしまう。 下半身露出の記事が出てしまったのであった。 一気に指示が落ち、上院議員候補にはふさわしくないと世間に判断されてしまう。
ビルの屋上に帽子をかぶった集団が現れる。「今夜は大事な夜だ。 用意はいいか」今日は投票日で結果の出る日だった。その中のハリー(アンソニー・マッキー)は疲れていると言われ、これが終わったら休息を取れと命令される。 なんの集団なのか?
各郡の投票結果が入っている。 敗北が濃厚となり、会見が開かれることになった。 会見場に行く前にトイレに寄った。 そこで会見のセリフを考えていると、見知らぬ女性エリース(エミリー・ブラント)が男性トイレなのに出てきた。 うっかり出そびれてしまったという彼女。
彼女は警備員から隠れていたという。 結婚式に潜入していたと言い、それは度胸試しだという。 変わったことを言う彼女に心がほぐれたノリスで、たちまち意気投合する。 しかし警備員が来て彼女は逃げて行ってしまった。
しかしその後の敗北会見は、暗さが吹っ飛び、逆に心象が良くなってしまった。
会見を無事に切り抜けたデヴィッドは全米一のベンチャー企業に役員として迎えられ、 次回上院選の有力候補として再浮上する。 あの敗北会見のインパクトは大きかったのだ。
帽子の男・ハリーはベンチに座って何かを待っていた。 そしてノリスを待っていたが、うっかりして彼はバスに乗ってしまった。 バスを追いかけるハリーだが、バスは出発してしまった。
ノリスはバスの中で、エリースと再会する。 エリースは彼にもう一回チャレンジするべきだという。 その時バスを追っていたハリーが指を鳴らすと、ノリスは持っていたコーヒーをこぼしてしまう。 コーヒーはエリースにかかってしまうが、ハリーは何か舌打ちをした後タクシーに撥ねられてしまう。 ハリーは何か地図のようなものを持っていたが、それは線が浮き出すものだった。
途中でエリースは降りたが、ノリスは上機嫌だった。 ブレーンのチャーリー(マイケル・ケリー)にすぐに話すほどだった。
チャーリーの部屋に行くと不思議なことが起こっていた。 固まったチャーリー、そこに帽子の集団がいたのだった。 ノリスは、調整局から派遣された干渉班が社員の意識改変を実施する現場に遭遇し、捕えられてしまう。 エリースとは2度と会わないようノリスに忠告したエージェントたちは、携帯番号のメモを燃やす。 そして干渉は終わった。 しかしノリスは、再び会うためにあることを続けるのだった…

運命という物は決まっているのでしょうか? もしそれが決まっているとしたら、それを予定通り管理する存在がいるかもしれません。 人間の運命を操作する運命調整局はそういう仕事をする存在。
おそらく他愛ないことは自然に動いて行くのでしょうが、ノリスはそういう存在ではないようです。
エリースとの出会いは起きるべきこと。 しかしその中が発展しないようにするのは、コーヒーをこぼすタイミング次第でした。 ハリーのうっかりミスから物語は展開していくんですね。
ちょっと色合いが、「マトリックス」に似た感じですが、扉を開けると違う部屋に繋がってしまうところなんかがそう感じましたし、調整員たちの強引なやり方が、エージェントスミスを連想してしまいました。
エリース役のエミリー・ブラントとの出会いのシーンが憎いんですが、男性トイレで美女が出てくるのは、一回遭遇してみたいですね。
運命は変えられる?そう願いたくなる作品でした。

イメージ 1
順調に票を伸ばしていたノリスだったが

イメージ 2
敗北宣言の前に会った女性

イメージ 3
謎の帽子の男たち

イメージ 4
介入してきた男たち、彼等は?

イメージ 5
ノリスはなんとかエリースと再会する

イメージ 6