anttiorbの映画、映像の世界

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さよなら歌舞伎町

2014年作品、廣木隆一監督、染谷将太前田敦子松重豊南果歩出演。
 
高橋徹染谷将太)は飯島沙耶(前田敦子)同棲している。 彼女は今日は大事な日だった。 彼女はミュージシャンだが、デビューが内々で決まっている。 でもそれは3人グループではなく、彼女だけと言われている。 そして今日は勝負の日という沙耶だった。
イ・ヘナ(イ・ウンウ)とアン・チョンス(ロイ)はここ歌舞伎町で同棲している。 しかしヘナは今日で仕事を辞め、祖国に帰るという。 チョンスにいっしょに帰ってほしいというが、チョンスはまだお金が溜まっていないと言い帰らないという。
これが別れになってしまうのか? 不安な二人だが、それには触れない二人だった。
鈴木里美(南果歩)と池沢康夫(松重豊)も同棲している。 でもちょっとこの二人は変わっている。 一緒に住んでいることを隠しているようだ。 宅急便が来ても康夫は押し入れに隠れるくらい。 ゴミも極力二人いるようなものは出さないのだ。 だから魚もいつも2人で一匹。
徹が働いているのは、歌舞伎町のラブホテル。 ここの店長をしているが、店長とは名ばかり、いつも面倒な仕事を彼はしなければならない。
今日は2階でAVの撮影が入っている。 そんなことはよくあることだが、撮影スタッフがピザの出前を取ったので、徹が持っていくとそこにいたのは妹の美優(樋井明日香)だった。 専門学校に行っていると思っていた徹だが、学校も行っているという。どうしてAVの仕事をしているのか?
それは震災のためだった・・・
 
売れっ子俳優で、新婚の染谷君と、前田敦子の組み合わせということで、早速!
でも、この作品を大きく占める存在は、イ・ウンウとロイが演じる韓国人カップルでしたね。 この二人の物語が一番グッときます。
また、松重豊南果歩の熟年カップルもまた面白い境遇でした。
物語は、徹が勤めるラブホテルが舞台になりますが、ここに来る様々な人々の話です。 記事に書いたAV撮影あり、まくら営業あり、不倫あり、そしてデリヘル嬢の営業の場でもあります。
またここで働いている人間もいろいろで、そんな一人が徹なんですね。
前田敦子を期待していくと、肩透かししかもしれません。 彼女はあまりロケの日にちが取れず、クレジットの割には出番が少ないんですね。
でも結構心にしみる作品でした。
 
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実は徹は沙耶に借金がある
 
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最後の買い物?ヘナは韓国へ帰る
 
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ビクビクしながら暮らしている熟年のふたり
 
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沙耶はライブ、徹は仕事場へ
 
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沙耶にここで働いているとは言ってない徹
 
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そしてAV撮影に妹が!
 
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