anttiorbの映画、映像の世界

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CYCLE サイクル

2006年作品、山本政志監督、岩波藍主演。
山本監督の1時間弱の作品。 こういうのをサイコホラーというんでしょうか?
何気ないコンビニのバイト仲間からのシーンで始まるオープニング、いやその前のオープニングタイトルが唐突に始まるところから、この監督のざっくばらんなところが見えるような気が。
主役は岩波藍、相手役の男に加藤裕人、主役の父?に利重剛、母?に鳳ルミ。
鳳ルミは監督の奥方らしいです。 毎日22時50分決まった時間に必ず自転車の音がする。 今までは大して気にしなかったのですが、彼氏ができて生活が変わった時、フトいつも決まった時間に通る人っていったい誰だろうと思い、後について行こうとすることから展開が始まる。
そこは何気ない庭付きの家でそこに自転車に乗った女がかえっていくところ。 なんの不思議さもないのだが、しばらく眺めていると部屋のガラス窓から見つめるその家の父親と目があってしまう。 そこで主役の麻愛は急に強烈な眩暈?を感じその時から奇妙なサイクルに巻き込まれてしまう。
その家には両親とOLの娘がおり、なんの変哲もない家庭だったが、その家の父がリストラに遭い、神経を侵されてしまうことからその家庭の崩壊が始まる。 そこに住む娘はひかり(岩波藍の二役)といい、派遣できていた男(加藤裕人の二役)藤岡と付き合い始める。 実は麻愛もコンビニ仲間の藤岡と付き合い始めていて…
この二人の記憶がシンクロしていきいずれ訪れる悲劇についにオーバーラップしていくという衝撃の展開。 細かい設定でわかりづらいところはありますが、ラストの展開は面白く、メイキングで低予算と言いながら、その中で作る作品としては結構見応えがありました。 監督の力量を感じました。何かの機会にぜひご覧になったらどうでしょうか?
 
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主人公の麻愛
 
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