anttiorbの映画、映像の世界

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フライト・ゲーム

2014年作品、ジャウム・コレット=セラ監督、リーアム・ニーソン主演。
 
空港に着いた車の中で、ついアルコールに手が伸びる男。 彼は電話で誰かと話し飛行機に乗り込むのだった。
ベッカ(クイン・マッコルガン)と言う幼い少女が一人で乗るのだが、ちょっとひとりなので怖がっている。 客室乗務員のナンシー(ミシェル・ドッカリー)が宥めるがなかなか乗ろうとしないが、そこに現れた男はさっきの長身の男だった。
彼の名はビル・マークス(リーアム・ニーソン)、飛行機に乗りなれている感じだった。 宥めるのが上手くようやくベッカは搭乗した。
ジェン・サマーズ(ジュリアン・ムーア)は自分のいい席が取れず、彼女は窓際の席に拘っていた。 そして、ビルの隣の男に席を替わってもらいホッとしたジェンだった。
離陸の時ビルは、不安そうな顔になった。 彼は離陸が苦手だった。そんな彼を励ましたのがジェンだった。
ビルは、トイレに入った。 そしておもむろにガムテープを取り出し、それは煙を探知するところに張り付け、たばこを吸い始めた。
席に戻ると、メールが入ってきた。 その内容は驚くべきものだった。 1億5千万ドルを指定口座に送金しなければ20分ごとに1人ずつ機内の誰かを殺すというものだった。 そしてトイレでたばこを吸っていたことがばれているのだった。
実は彼は連邦航空保安官 だったのだ。 そして彼は自分の身分を明かすことはできない。 そう言う立場なのだが、犯人はそんな彼の立場さえも知っているようだった。 何とか自力で、犯人を見つけようとするビルは、ジャック・ハモンド(アンソン・マウント)を呼ぶのだった。 彼も同じ立場だったが、メールを送ったのが彼だと思ったのだった。 ビルの立場を知っているのは彼だけだったからだ。
そして20分が経つとまず初めの犠牲者が出た。それは思いがけないことからだった…
 
なかなか評判がいいこの作品、閉鎖空間の機内と言う設定からして、何か息が詰まる作品でした。
実は、9月の始めにタイに行ってきたので、機内が非常にリアルで、実感が湧きまくっていましたね。 特に国際線と言うところが異様に切迫感がありましたね。
冒頭から酒を飲み始めるビル、そこから普通の保安官ではないと言う雰囲気を感じますが、子供のあやし方、自分の立場をぎりぎりまで隠しながら捜査する姿は、仕事はできる男と言うところは感じ取れます。 相反する面が同居するちょっと訳ありの男でしたね。
犯人を推理するサスペンスという面と、立場を明かせないところからどんどん彼に対する不信感が乗客に伝染していくところ、そして電話で連絡を取るTSA(アメリカ合衆国国土安全保障)のマレニックの冷たい言葉が、ビルを追い詰めていくところが面白いですね。
疑われていくところは同じ機内物の「フライトプラン」と似ていましたね。
相変わらずリーアム・ニーソンは強いですが、狭い空間なんで、ちょっといつもと勝手が違うところもなかなかいい設定でしたね。
彼の作品は短くコンパクトでまとまっていて、ノンストップで楽しめました。
 
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謎のメールが入ってきた
 
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ベッカはビルに協力してくれるが
 
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誰が犯人なのか?
 
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皆目わからない
 
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誰もが怪しい
 
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そして起こる爆発
 
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