anttiorbの映画、映像の世界

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TOKYO TRIBE

2014年作品、園子温監督、YOUNG DAIS、鈴木亮平清野菜名出演。
 
近未来の “トーキョー”。 そこには様々なトライブ(族)が存在し、若者たちは街を暴力で支配しながらお互いの縄張りを守っていた。 トライブ間の暴動、乱闘は日々繰り広げられるも、互いの力関係は拮抗し絶妙なバランスで保たれていた。
ブクロは、ブッバ(竹内力)とその息子ンコイ(窪塚洋介)、さらに “ブクロWU-RONZ”のボスであるメラ(鈴木亮平)が、政治家をも丸めこんで街を牛耳り勢力を拡大しつつあった。
“シンヂュクHANDS” と “歌舞伎町GIRA GIRA Girls” は新宿を分け合っている勢力、とくに “歌舞伎町GIRA GIRA Girls” は女だけのトライブ、そこに足を踏み入れた女はメンバーになるか、一生出られないかだった。
“シヴヤ SARU” “練マザーファッカー” もでかい勢力のトライブ。 各々拮抗している。
そして “ムサシノSARU”。  ここはなぜか平和をうたっているトライブだ。 ヘッドのテラ(佐藤隆太)は昔こそ暴れていたが、ほかのトライブの頭も一目置く存在だ。
そんなある日、メラはトライブの中でも異常なまでの敵対心を向ける “ムサシノSARU” のメンバーに罠を仕掛ける。
スパイを送り込み、巧みにブクロの快楽施設を紹介し、キム(石田卓也)とハシーム(石井勇気)を籠絡、キムを誘うことに成功した。 ブクロに行ったことを知ったテラは助けようと向かうが、金属バットを携える熱血漢・海(YOUNG DAIS)、そして海の親友ハシームも一緒に、最危険区であるブクロに向かうのだった。
ブクロのブッハは、遊びたい女を言葉巧みに拉致させ、食い物にしていた。 その中にちょっと色合いの違う女と、少年が混じっていた。
女の名はスンミ(清野菜名)、少年の名はヨン(坂口茉琴)、二人は抵抗するが、結局とらわれてしまう。 しかしそこに、キムを追ってきた3人と、メラとの乱闘が始まる。
そしてそれに乗じてトーキョーは大混乱になっていくのだった・・・
 
今度はラップバトルアクションを作った園監督。 なんとNHKの朝の顔の一人、鈴木亮平が怪物・テラ役で、凄味を発揮しています。
彼は 「HK/変態仮面」  http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/11279536.html でも屈強の体を披露していますが、その時よりもパワーアップしていました。
井上三太作品は、「隣人13号」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/9991602.html を書きましたが、そちらは原作も読んでいたんですがこちらは原作未読です。
だから比較ができない分ちょっとワクワク感いっぱいでした。
もちろん前もってどんな作りの作品かは多少仕入れて行きましたが、なかなかテンポ感抜群でした。 もうドラマというお話というよりは、ラップミュージカル作品と、バトル歌劇アクションの融合で、グロイシーン、エロシーンもありのいかにも園子温ワールドでした。
SR サイタマノラッパー」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/8306754.html も見ているので、ラップ作品自体抵抗が無かったですね。 というか、これは逆にラップが合っていました。 もちろんラップなんか初めての俳優さんも多く、竹内力は、最小限でしたね。 ストーリーテラー役の、園子温作品のレギュラー染谷君が意外と、淡々とラップをしているのがいい味を出していました。
ラップに合わせてぶっ飛びたい方は是非お勧めです!
 
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彼のラップがこの話を語り始める
 
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ムサシノの海に異常なまで闘志を燃やすメラ
 
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スンミとヨン、彼女の正体は?
 
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謎のワルに大同団結をするトライブ
 
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そして二人の対決が始まる
 
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