厳戒な警備を突破し、やっと展示室にたどり着いた3人だが、ここは床が重さを感知するシステムが入っている。 そのためそこまで床を触ってはいけない。 峰不二子がそこにたどり着き、ケースの上部に穴をあけたその時、地下に爆発が起こり、メダルは大きな穴に落ちてしまった。
しかし、そのメダルは、途中で待っていたマイケル・リー（ジェリー・イェン）に譲らなければならなかった。
そして1年後、香港警察の本部を訪れた銭形警部（浅野忠信）は、捜査官たちを前に、シンガポールで発生した盗難事件のブリーフィングを始めた。 犯人は1年間消息を絶っていたルパン三世、峰不二子、ピエール、ジローら若手の盗賊たちだったが、銭形は事件の黒幕に往年の盗賊トーマス・ドーソン（ニック・テイト）が絡んでいると考え、捜査官たちを引き連れドーソンの邸宅に張り込んだ。
ドーソンの邸宅には、彼が組織する盗賊集団 「ザ・ワークス」 のメンバーが集結しており、ルパンもその中にいた。
高齢のドーソンは引退を考えており、 「シンガポールの現代美術館からメダルを盗んだ者に次のリーダーを譲る」 と宣言し、その結果を公表するためにメンバーを集めていた。
メダルはなんと不二子が持っていた。 いったいどうして？ 真相を知るのはルパンとマイケルしかいないのだが、ドーソンはメンバーたちに、自身が盗み出したコレクションを見せ、その中でアントニウスがクレオパトラに贈ったジュエリー 「クリムゾン・ハート」 の一部である 「光の首飾り」 を手に取り、盗みの師であり、かつての相棒だったルパン一世との思い出を語った。
しかしそこに、賊が押し入ってきた。 謎の凄腕の殺し屋たちで、彼らの獲物は首飾りだった。 しかし、なんとマイケルは彼らの仲間だったのだ。 そしてその中の一人ロイヤル（タナーヨング・ウォンタクーン）はドーソンを撃ってしまう。 倒れるドーソン、そして外にいた警察を振り切り彼らは逃走するのだった。
脱出に成功したルパンは、廃墟となったドーソン邸に現れた。 マイケルを探すため、ドーソンの用心棒だった次元大介と不二子と手を組み泥棒稼業を続けることにしたのだった・・・・
ルパン三世の実写版は、例の 「ルパン三世 念力珍作戦」 がいろんな意味で有名ですね。 知らない方もいると思いますが、以前はよくテレビで放送されていました。
子供心に、アニメ版とのあまりの違和感にまともに観れませんでしたが、さて、時代も変わり、果たして冒険的なこの作品はどうでしょうか（＾＾）
個人的には、合格点だと思いました。 というか、どの時代のルパンと比較するのか？によりますね。
正直、私の理想のルパンは、テレビシリーズの第1シーズン、いわゆる緑ルパンです。 当時時代を先取りしすぎた大人向けのアニメで、２３話で打ち切りになったほど振るわなかったのですが、再放送で驚くほどの視聴率で、新シリーズが始まるという、ある種お化け作品でした。
そしてその匂いを持った作品 「カリオストロの城」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/4244996.html の劇場版は不朽の名作ですよね。
その意味では、それぞれの俳優が、自分の色をよく出していましたし、あまり違和感を感じませんでした。 まあ銭形役の浅野忠信はちょっと臭かったですが・・・
もしかすると、興行成績しだいですが、続編もありかも？なんて思っちゃいましたが。
小栗ルパン
玉山次元
綾野五右衛門
メイサ不二子
そして浅野銭形
