anttiorbの映画、映像の世界

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自殺サークル

2002年作品、園子温監督、石橋凌永瀬正敏麿赤兒出演。
 
どこからともなく女子高校生が新宿駅に集まってきた。 プラットホームに並び手をつないだ。 楽しそうに笑顔さえ見える。 そして次の瞬間 「せーの」 の掛け声とともに、快速電車に飛び込んだ。 54人だった。
新宿駅は大混乱に陥る。 
アイドル・グループDESERTが世間では売れている。  
病院の夜勤の二人の看護婦。 川口陽子(さとう珠緒)と沢田敦子(宝生舞)、敦子が夜食を買いに行くというので陽子が自分の分もお願いした。 宿直の室から出て行ったままなかなか帰ってこないので、陽子が遅いので宿直室に電話をする。 陽子のところへ見回りに行く警備員だが、陽子はいない、窓が開いていた。 
やっと帰ってきた敦子だが、敦子は 「行ってくるね」 と言って飛び降りてしまう、警備員の目の前で。
捜査を開始す る黒田(石橋凌)、渋沢刑事(永瀬正敏)。 ベテランの村田刑事(麿赤兒)も加わり、コーモリと名乗る女からのたれ込みで自殺者の数をカウントするウェブサイトにたどり着いた。 二人が死んだ病院に謎のスポーツバッグが置かれていた。 そして駅の自殺現場にも同じようなバッグが。 その中にはなんと、繋ぎ合わされた200人近い人間の皮がバームクーヘン状になって入っていた。 いったいこの事件はどんな展開を見せて行くのだろうか?…
 
園監督のホラー作品ですね。実際ホラーを作る感覚は結構持っている監督ですが、実際この作品しか彼はホラーを撮っていません。
猟奇的作品とか、残酷描写が大胆なので、ホラーをいっぱい撮っているイメージがありますね。 しかし今はどんどん社会的作品を撮っている園監督、いつかまた撮るんでしょうかね?
冒頭記事に書いたところで、二人の看護婦が飛び降り自殺をするシーンがありますが、その窓にびっしり人の手の跡があるところなんか、ちょっとぞくっとするシーンですが、あまり心霊的な映像はありません。 その辺が他のジャパニーズホラーとちょっと違う点ですね。
本来彼が撮りたかったジャンルではなかったのかもしれませんね。それでも結構怖い作品に仕上げるところは、さすがですけど。  
ベテラン刑事役で麿赤兒が出ていますが、監督は麿さんを結構起用しますね。 園監督は結構何度も同じ役者さんを使う傾向がありますが、この時期は麿さんが多く登場しています。 いい味を出す役者さんですのでまた登場させてほしいですね。
 
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どこからともなく集まった女子学生たち
 
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そして…
 
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学校の屋上に集まる生徒たち
 
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そして・・
 
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アイドル・グループDESERT
 
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そして奇怪なものが届いた
 
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