anttiorbの映画、映像の世界

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ビフォア・ミッドナイト

 
空港にいる一組の親子、ジェシーイーサン・ホーク)と息子ハンク(シーマス・デイヴィー=フィッツパトリック)。 ジェシーはしきりに、別れを惜しむように、一人搭乗する息子に話しかけているが、ハンクはちょっと面倒くさそうだった。
そして、母の機嫌が悪くなり、自分も気を遣うからあまり来てほしくないと言われる。でも最後のハンクはいいことも言ってくれた。 この夏休みは最高の想い出になった、そう言われて心から喜ぶジェシーだった。
ハンクの姿が見えなくなるまで見送り、彼は待たせてあった車に乗り込んだ。 車では、セリーヌジュリー・デルピー)が待っており、後部シートには双子の娘・エラ(ジェニファー・プライア)とニーナ(シャーロット・プライア)がすやすやと寝ていた。
出会って、9年後に再開した二人、またあれから9年経った。 本当ならあれから飛行機でアメリカに帰る予定だったが、彼は残ったのだった。 そして、二人の間に女の子の双子ができ、元妻との離婚をしたジェシーだった。
そして今回、友人の招きを受け、ジェシーの元妻と住んでいる息子ハンクも含めてギリシャでバカンスを過ごし、ここギリシャの空港からハンクは帰っていったのだった。 そして残りの日々を、知り合いの老作家・パトリック(ウォルター・ラサリー)の別荘で過ごすことになっていた。
子供たちが海に入ったり遊んでいる間、大人たちの話題は、やはりジェシーの小説についてだった。 あれは本当なのか? そして新作は? その場では、話しを盛り上げるジェシーセリーヌだった。 そしてその夜は、二人のために雰囲気のいいホテルを用意してくれる友人たちだったのだが…
 
1作目、2作目と観てくると、この3作目気になりますね。 あの後、二人はどうなったのか? ジェシーは帰ったのか? 残ったのか? まずはそのあたりの種明かしから。
少しずつ、時間を引き延ばし、アメリカに帰ることを引き延ばした前作のラスト、考えてみれば、前作で9年前の轍は踏みたくないジェシー、そして彼に会えるかと思ってニューヨークに来ていたセリーヌに来ていたことを知れば、「じゃあね」 といって帰れませんよね。
でも彼が一番気にしていたのは冒頭に出てくる前妻との間にできた息子ハンクでした。
この後は二人芝居がいつものように続きますが、この冒頭シーンがすべてジェシーの心の内を表し、そこにセリーヌが乗っかってくるんですね。
ほとんど二人の掛け合いのこのシリーズ、何故か飽きないんですよね。 そして何か身につまされるところもあり、引き込まれちゃいます。
一応の完結編?なんでしょうね。タイムマシンができるまでは(^^)(G)
 
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あれから9年
 
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ジェシーは残った
 
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結局
 
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