1952年作品、ジーン・ケリー、スタンリー・ドーネン監督、ジーン・ケリー、デビー・レイノルズ、ドナルド・オコーナー
1920年代、2人はハリウッドにやって来て、インペリアル撮影所で仕事をみつけた。 二人の仕事は、BGMの演奏だったが、スタントマン不足を見て、ドンは危険なスタントを買って出た。
そしてこれが当たった。 持ち前の度胸と、しなやかな身のこなしで危険なスタントを熟していった。 それを見た、モニュメンタル映画の社長のシンプソン(ミラード・ミッチェル)が俳優として契約してくれた。
セレモニーが終わった後、車で移動する際に車が動かなくなってしまった。 そしてファンに囲まれ服を破かれ、辛くも脱出した時に飛び乗った車の運転をしていたのが、ケーシー(デビー・レイノルズ)だった。
彼女は、サイレントは古い、これからはトーキーの時代とはっきり言うが、始めはカチンときたドンだったが、何か感じる物があった。 そして、着替えてパーティーに出席した際、ダンスチームの中心で彼女が躍っていた。
ドンはその歌と踊りに魅了されたが、その思いが上手く伝わらず、喧嘩をしてしまい彼女はそこから逃げ出してしまった。 そしてその際ケーキをリナにぶつけてしまったので、彼女はダンスチームから解雇されてしまったのだった。
そしてトーキーの波がやって来た。最初 のトーキー映画「ジャズ・シンガー」が世に出て大当たりをとったのだった。 そしてモニュメンタル映画もトーキー映画を撮ることになるのだったが…
60年以上前の作品ですが、新鮮ですね。 ミュージカルの華やかさに満ち溢れているのは言うまでもないのですが、感動を誘う名作ですね。
ジーンと、デビーのロマンスがラストを飾りますが、ダンスで二人を励まし、時には一緒に踊る親友のコズモ、それを演じるドナルド・オコーナーのダンスもまた素晴らしいですね。両親がヴォードヴィリアンで、始めのジーンとの二人のシーンは非常に板についています。
そして雨のシーンは、この映画といえば必ず映像が流れるところですね。 ここはじっくりと歓びを一人で現すジーン・ケリーの傘を使った名シーンでした。
心がちょっと落ち込んだときに見るには最高のミュージカルです。 思わずリズムを刻みたくなる作品でした。
息の合った二人