2013年作品、ジェフ・ワドロウ監督、アーロン・テイラー=ジョンソン、クロエ・グレース・モレッツ出演。
デイヴ(アーロン・テイラー=ジョンソン)は戦いが終わって、キック・アスというヒーローを辞めていた。 今まで通り、トッド(オーガスタス・プリュー)とマーティー(クラーク・デューク)と3人でつるんでいた。 しかし“ヒットガール”ことミンディ・マクレディ (クロエ・グレース・モレッツ)は、彼女を引き取ったマーカス・ウィリアムズ(モリス・チェストナット)の目を盗んで、日夜悪を排除するため頑張っていた。 そして学校には行かず、それでも出席をハッキングして操作もしていた。
そんな中、町ではキック・アスに触発され、ヒーローを目指し、自警する輩も出てきていた。 デイヴは、もう一度キック・アスになることを決め、ミンディにトレーニングをお願いするのだった。 彼女の隠れ家に行き、、昼はトレーニングを、夜は腕試しの場にした。
しかし、そう簡単には強くはならない、その時にはヒット・ガールが助けてくれるのだが、ある日その場に警察のパトカーが近づいてきた。 学校に行くようにマーカスに強く言われているミンディは、あわてて家に帰って、間一髪ベッドに入った。 今日は具合が悪く、早退をしたという言い訳をしたのだが、マーカスに見破られてしまった。そしてマーカスは、ミンディに諭すのだった。 「君は普通の女の子になるべきなのだ。それが君の父・デイモンの願いのはずだ。もうヒットガールは終わりということを誓ってほしい」
真剣なマーカスの話に約束をするミンディだった。
しかし町は、ヒーローを渇望していた。 そしてデイヴは同じ志を持つヒーローたちと、軍団を作ることになっていくのだが、その裏である男が動き始めていた…
前作の「キック・アス」http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/6438038.htmlから3年、デイモン扮する“ビッグ・ダディ”はデーモンはもういませんが、キック・アスの活躍に憧れ、私もヒーローと名のる輩が湧き出しています。
今回は軍団抗争に発展していくんですね。 悪の軍団のトップは、もちろん前作で生き残ったあの男です。 前作では今一つの悪役でしたが、今作では“父の仇”で凶悪になっていましたね。 ちょっぴり大人になったクロエは揺れ動く乙女心?に、揺さぶられますが、強さは健在ですね。
主人公はゆるいヒーローなんですが、このシリーズは結構痛いですね。 前作では、ビッグ・ダディが悲劇の死を遂げますが、今回も大きな犠牲が伴います。 緩い作品では決してないところが逆に見応えがある、万人向けの作品に仕上がっています。
今回は軍団対決なのですが、意外に気がつかなかったのは、ジム・キャリーでした。なんでわからなかったのか? それは見ていただければですが、この記事を書いていてはじめて「えっ!?」でした。
また悪の武闘派のマザー・ロシア役のオルガ・カーカリナは必見でした。 次があるラストでした。 でも早くやってほしいですね。 ヒットガールが、ヒットウーマンになる前に(^^)