2003年作品、ジェーン・カンピオン監督、メグ・ライアン主演。
二人が歩いていると大きな若い黒人の男が話しかけてきた。 彼は生徒のコーネリアス(シャーリーフ・パグ)だ。 外見は厳ついが、彼女に懐いている。 しかし遠目に彼女を見ている男がいた。
ある日フラニーの家に一人の男が訪ねてきた。 刑事マロイ(マーク・ラファロ)だった。 フラニーの家の近隣で猟奇的な殺人事件が起こったからだった。 何か目撃していないかと聞くマロイだが、その時は何も思いつかなかった。 ただマロイが来ているとき、ジョン・グラハムという男から電話があっただけだった。
次の日またマロイが来て、殺人のあった日に黒人とバーに入ったかと言われた。 確かに教え子と入ったと言うと、いくつかの写真を見せられた。 しかし見覚えはなかった。
妹のポーリーンは感情的で結婚願望の強い女だった。 しかし生き方が上手くないところが、フラニーと似ていた。 二人の仲が良いのはそんなところからだった。 刑事のマロイはたびたび訪ねてきた。 そしてだんだん彼女を誘うようになった。 フラニーも彼が気になる存在になりつつあった。
そして二人は男と女の関係になっていくのだった。 しかしある日決定的なことが起こった。 妹が惨殺されたのだった。 犯人はおそらく前の事件と同一犯とのことだった。 ショックから自暴自棄のなるフラニー。 いったい犯人は誰なのか?…
この作品の制作にニコール・キッドマンがいるのは、当初フラニー役は彼女だったそうですね。 しかし降りてメグ・ライアンになったそうです。 メグ・ライアンにとっては冒険の役ですね。 そして正直似合わない役と感じてしまいました。
新境地ともいえるかもしれませんが、可愛い女をやらしたら光る彼女が、ちょっと官能的な役、暗い役が似合わないこと。
彼女の知名度でそこそこ入ったみたいですが、やはりこの後、彼女は低迷期に入ってしまいましたね。
確かにもう今は50を超えてしまいましたが、可愛い女優はいつまでも可愛い役が似合うものです。 そういうアメリカの女優は多いですから。
無理にイメージを変えるより、自然体が良かったのではと思ってしまう作品でした。
腹違いだが仲の良い姉妹
ある日刑事が訪ねてくる
彼女は講師をしている
そして悲劇的事件が起こる
失意に落ちる彼女