anttiorbの映画、映像の世界

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イン・ザ・カット

2003年作品、ジェーン・カンピオン監督、メグ・ライアン主演。
 
腹違いの妹のポーリーン(ジェニファー・ジェイソン・リー)とは仲が良いフラニー(メグ・ライアン)。 フラニーはニューヨークの大学で文学講師として働いている。 
二人が歩いていると大きな若い黒人の男が話しかけてきた。 彼は生徒のコーネリアス(シャーリーフ・パグ)だ。 外見は厳ついが、彼女に懐いている。 しかし遠目に彼女を見ている男がいた。 
ある日フラニーの家に一人の男が訪ねてきた。 刑事マロイ(マーク・ラファロ)だった。 フラニーの家の近隣で猟奇的な殺人事件が起こったからだった。 何か目撃していないかと聞くマロイだが、その時は何も思いつかなかった。 ただマロイが来ているとき、ジョン・グラハムという男から電話があっただけだった。
次の日またマロイが来て、殺人のあった日に黒人とバーに入ったかと言われた。 確かに教え子と入ったと言うと、いくつかの写真を見せられた。 しかし見覚えはなかった。
妹のポーリーンは感情的で結婚願望の強い女だった。 しかし生き方が上手くないところが、フラニーと似ていた。 二人の仲が良いのはそんなところからだった。  刑事のマロイはたびたび訪ねてきた。 そしてだんだん彼女を誘うようになった。 フラニーも彼が気になる存在になりつつあった。
そして二人は男と女の関係になっていくのだった。 しかしある日決定的なことが起こった。 妹が惨殺されたのだった。 犯人はおそらく前の事件と同一犯とのことだった。 ショックから自暴自棄のなるフラニー。 いったい犯人は誰なのか?…
 
この作品の制作にニコール・キッドマンがいるのは、当初フラニー役は彼女だったそうですね。 しかし降りてメグ・ライアンになったそうです。 メグ・ライアンにとっては冒険の役ですね。 そして正直似合わない役と感じてしまいました。
新境地ともいえるかもしれませんが、可愛い女をやらしたら光る彼女が、ちょっと官能的な役、暗い役が似合わないこと。 
彼女の知名度でそこそこ入ったみたいですが、やはりこの後、彼女は低迷期に入ってしまいましたね。 
確かにもう今は50を超えてしまいましたが、可愛い女優はいつまでも可愛い役が似合うものです。 そういうアメリカの女優は多いですから。 
無理にイメージを変えるより、自然体が良かったのではと思ってしまう作品でした。



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腹違いだが仲の良い姉妹

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ある日刑事が訪ねてくる

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彼女は講師をしている

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そして悲劇的事件が起こる

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失意に落ちる彼女

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