anttiorbの映画、映像の世界

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トゥームストーン

 
1879年、南北戦争が終了、皆が西部にどんどん入植していった時代。 治安も荒れ、牧畜の町は武装されて、殺人の率も非常に高かった。 
伝説の保安官・ワイアット・アープ(カート・ラッセル)は引退し、穏やかな生活をしようとしていた。 親友のドク・ホリディ(ヴァル・キルマー)も肺炎のため空気のいい西部に向かっていた。 
ここトゥームストーンはゴールドラッシュの中で急速に栄えた町で、非常に賑わっていた。 しかしカウボーイズと名乗る無法者集団が、暴れ放題で町が牛耳っていた。
カーボーイズは結婚式に乗り込んだ。 メキシコの警察官の結婚式だったが、仲間を二人殺された報復だった。 不意を衝かれた警察官たちは全滅した。 
リーダーのカーリー・ビル(パワーズ・ブース)は凶暴だった。 命乞いをする者にも容赦はしなかった。 彼らは赤い飾り帯を下げている。 それが組織の証だった。
このトゥームストーンに列車が着いた。 元保安官のワイアット・アープは、夫の身を案じて神経をすり減らし、薬漬けになった妻マティ(ダナ・ウィーラー・ニコルソン)のために銃を捨て、平穏な暮らしを望んでこの町にやって来た。 
兄のヴァージル(サム・エリオット)夫妻、弟のモーガンビル・パクストン)夫妻と一緒だ。 アープは有名人だが、もう彼は引退をしたと強く言っている。 彼は平穏に暮らしたいだけなのだ。
酒場でカードをしている男・ドク、横にはピッタリとケイト(ジョアンナ・パクラ)が付き添っている。 でも相手のベイリー(フランク・スタローン)は負けが込んでいて殺気立っている。 逆上してドクに掴みかかるが、あっという間に刺されてしまう。 この街ともおさらばだと言い、彼もトゥームストーンに向かうのだった。
町に入ったアープ兄弟に、早速ここの郡の保安官・ジョニー・ベハン(ジョン・テニー)が挨拶に来た。 そして家まで手配してくれるという。 
彼らは早くもカーボーイズの存在を知った。 赤い飾り帯の事も知らされた。 酒場に入ると早速アープは、収入先を見つけた。 この店の用心棒をすると言い、厄介者を追い払ったのだが、そこにドクが現れた。 名コンビの再会だった。 
しかしアープとドクは、いずれカーボーイズと戦う運命にあったのだった…
 
普段はあまり西部劇は見ないんですが、スマートなつくりなのでこの作品は見やすかったですね。 ワイアット・アープ自体あまり詳しくないので、フラットな感覚で見れました。 
カート・ラッセルはワイルドなイメージが強いんですが、ならず者集団のカーボーイズと対比されて、とても一見紳士として描かれています。 
病気のドクの役のヴァル・キルマーが役としてですかちょっと頬をこけさせ、真っ白でいかにも病的な感じをよく出していましたが、結構粘って活躍するんですね。 
病弱な妻がいるにもかかわらずこの後に出てくる聡明な心を持つ舞台女優ジョセフィーヌに恋をするところは、ちょっと運命的なものがあらわされています。 ダナ・デラニーが綺麗に演じていました。 
完全超悪の西部劇ですが、この作品は史実に沿って淡々と描いている作品でしたね。


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安住の地を求めて

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兄弟ともども来たのだが

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ドクも合流してくる

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そして用心棒の仕事をし始めると

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カーボーイズとぶつかることになる

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