2005年作品、清水崇監督、サラ・ミシェル・ゲラー主演。
主役のカレン役に 「パフィー」 のサラ・ミシェル・ゲラー、ホラーの似合う人ですね。始めに殺されてしまう介護士役の関根洋子役に気がつかなかったけれど真木よう子、柳ユーレイの演じた小林俊介がピーター・カークという外人教授となってビル・プルマンが演じていて、オープニングで自殺を遂げてしまいます。
大きな流れはリメイクということで、日本版に沿っていますが、大きな違いは日本版主役の仁科理佳(奥菜恵)のカレンが生き残るということ、また恋人がいる設定、俊雄の殺され方が描かれていること等。
リメイク作品というのは当たり前ですが、前の作品とどこが違うかというところに視点が行ってしまい、ストーリーを楽しんだり、恐怖を感じたりしたりしづらくなってしまうところが、ちょっとマイナスですね。
ただ全米興行収入が2周1位になったらしく、アメリカで受けたのが少し驚きです。 よく日本でヒットした作品がリメイクされると設定から変わってしまい、オリジナルの良さまで消えてしまう作品が多いですが、どこかのインタヴューでも聞きましたが、清水監督がこの作品も監督しており、舞台も同じ設定の日本にしたところが、アメリカでもうまく伝わり、日本人も見やすくなっているのではないでしょうか。 これからはとりあえずアメリカ版三部作を書いて、その後「黒い少女」「白い老女」と続けていきたいですね。
日本での新しい住居
しかしここは怪異が起こる家だった
それが家族たちに
カレンは調査に乗り出す
中川刑事に相談するが
襲いかかる恐ろしい者たち