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ダイアナ

2013年作品、オリヴァー・ヒルシュビーゲル監督、ナオミ・ワッツ、ナヴィーン・アンドリュース出演。
 
1995年、英国皇太子妃ダイアナ(ナオミ・ワッツ)は夫と別居して3年が経とうとしていた。 しかし彼女は、皇太子妃として忙しい生活をこなしていた。 しかし実の子である二人のケンブリッジ公ウィリアム王子およびヘンリー王子に会えるのは5週間に一度だった。 夫と再び暮らす気はないが、二人の王子と離れているのはつらいダイアナだった。
いつものように公務をこなす彼女に、緊急の連絡が入った。 友人が倒れたと言う知らせだった。 病院に駆け付けたダイアナに、彼の妻は動転していたが、そこに現れたのは沈着冷静な心臓外科医のハスナット・カーン(ナヴィーン・アンドリュース)だった。
彼女は一目でこの医師に好意を抱いたのだった。 彼女は何でも相談できるウーナ・トッフォロ(ジェラルディン・ジェームズ)にすぐに彼のことを話した。 彼女は自分に対して普通に接してくれるハスナットに惹かれたと言うのだった。
彼女はBBCのインタビュー番組を受けていたのだったが、内容は周りの者には言わなかった。  ただ心配しないでいいと言うだけだった。  しかしその内容が放送されたときは、イギリス中がどよめいた。 
別居の真相は、チャールズの浮気、そのため手首と足を傷つけたこと。 王妃になる可能性があるのではという質問に対しては、彼女はこう言った 「“人々の心の王妃”になりたい」。 それまでダイアナに離婚する意志は無かった。 
しかしこの放送は彼女にある方向性を示してしまったのだった。 そして彼女の心のよりどころはハスナットになっていくのだった…

ダイアナ妃が亡くなった知らせは、ちょうどどこか旅行中に聞いた覚えがあります。 衝撃的なニュースでした。 将来王妃になるべき女性が、また将来王になる息子がいる女性が、王室から離れる、それだけでも凄い話ですよね。 どちらかと言うと日本でも中継されたダイアナ日の結婚式が、強く記憶に残っていますが、どうして彼女が別居、離婚に至ったのか? 断片的にしか知らなかった事実が? この映画からよくわかりました。
これは伝記映画ということですから大筋は事実なんでしょうね。 死んだとき直前に会っていた男・ドディ・アルファイドはハスナットとの仲が行き詰った時の当て馬だったような感じでこの映画は描かれていました。 
事実かどうかは正直わかりませんが、この作品からわかるのは、彼女は王室では幸せにはなれなかったこと、そして二人の息子を愛していたこと、そして心から愛せる存在を求めていたこと、何より自分の立場を最大限に生かし、人道支援活動で世界中を駆け巡っていたことでした。 
一人の女性として生きられない彼女、そんな彼女が何とも可愛そうに見えてしょうがない作品でした。


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50億人に愛されたダイアナ

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彼女は二人の息子を愛していた

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彼女の活動の一つ地雷廃絶運動

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地雷により足を失った女の子と

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そしてハスナットとの出会い・・・

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