anttiorbの映画、映像の世界

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ランナウェイ/逃亡者

2012年作品、ロバート・レッドフォード監督、主演。
 
子供を送り出し、カードを2枚持って車で出かける女・シャロン・ソラーズ(スーザン・サランドン)スタンドでカードで買い物をしてガソリンを入れていると、パトカーに囲まれた。
1969年、ベトナム戦争反対を世に訴えるために、連続爆破事件を起こした過激派組織ウェザーマンは、FBIの最重要指名手配リストに記載された後、突如消息を絶つ。 それから約30年が経って、今回捕まったのが彼女だったのだ。
昨年妻を亡くし、一人で一人娘を育てている弁護士のジム・グラント(ロバート・レッドフォード)のところに、ビリー・クジマーノ(スティーヴン・ルート)が来た。 彼はシャロンの弁護を受けてほしいと言うのだったが、ジムはやんわりと断るのだった。 しかし彼の顔に緊張感が浮かんでいた。 
新聞記者のベン(シャイア・ラブーフ)は自分の担当外なのに、人手不足ということで、この30年前のウェザーマンもやれと上司のレイ・フラー(スタンリー・トゥッチ)に言われてしまった。 
彼は早速FBIにいるダイアナ(アナ・ケンドリック)から、情報を仕入れに行くのだった。 彼女はそこで、クジマーノの名前を聞く。 そしてクジマーノのところへ行くと、彼は言葉少なに 「彼女は自首するつもりだったのだが、俺の電話が盗聴されていて、その前に逮捕されてしまった」 と明かしてくれた。 そして彼から、ジム・グラントが弁護を断ったことを知るのだった。
何かあると感じたベンは今度はジムに会いに行く。 ジムは適当にベンに対して、追い払うように扱うのだったが、ベンが何かあると感じ、徹底的にジムを調べていくのだった。 そして彼は気がついたのだ。 一見おとなしそうな弁護士のジムこそ、ウエザーマンの首脳メンバーのニック・スローンということを。 
そしてその夜、ジムことニック・スローンは娘のイザベル・グラント(ジャッキー・エヴァンコ)と姿を消してしまうのだった…
 
埼玉県はユナイテッドシネマ限定上映の感じですが、ロバート・レッドフォード奮闘の作品です。 設定はウエザーマンが姿を消してから30年後ですかね。 
1969年ころというのは、世界各地で、革命が叫ばれ、日本では連合赤軍など、世界全体が激動期だったと思います。 アメリカでは、ベトナム戦争真っ只中、国内では反戦運動が過激になっていたときなんですね。 
ウエザーマンは実際に在った組織であり、その設定をもとに作った、彼らの残党にスポットを当て、70年代の亡霊が登場していくという物語です。 
日本でも昔の過激派が、今は普通のオヤジになっていると言う設定が多いですが、一人ひとりスポットが当たっていく元運動家たちのキャストがこの作品の肝ですよね。 
ここに配置されている俳優の豪華なこと。 監督の人脈でしょうか、よくまあ私好みのベテランを集めたなという感じでした。 ニック・ノルティリチャード・ジェンキンスジュリー・クリスティ等が元闘士、警察側にブレンダン・グリーソンなどが配置されていて、ベテランに囲まれて、「トランス・フォーマー」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/12012969.html シリーズや、「欲望のバージニア」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/9734781.html などの主役を張ったシャイア・ラブーフはすっぽんのような新聞記者を演じています。 若い彼が上手くベテランの中を縫っていくような活躍をするところが、何か良いですね。 
また歳の離れたジムの娘にジャッキー・エヴァンコが起用されていますが、彼女は演技が上手く美少女ですね。 ちょっと注目したいです。 
安定感のある面白いサスペンスでした。


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ある日突然逮捕されるシャロン

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シャロンの弁護を頼まれるジム




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そしてジムは姿を消す

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隠れ家に現れた女性は?

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ベンはジムを追いかける


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