anttiorbの映画、映像の世界

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謝罪の王様

2013年作品、水田伸生監督、阿部サダヲ主演。
 
東京謝罪センター所長、“謝罪師”を生業とする黒島譲(阿部サダヲ)は、様々なトラブルを解決する。 事務所はない。 いつも居るのは行きつけの喫茶店。 商談もそこで行う。 名刺の住所もここの住所だ。
帰国子女の倉持典子(井上真央)は、車の運転中に追突事故を起こしてしまう。 慣れない日本車で三叉路のところだった。 出過ぎたのでバックしようとしてあわてて後続車に乗り上げてしまったのだった。 
しかし事故った相手が悪かった。 恐いお兄さんに囲まれ、車から現れたヤクザ風の男たちに対しうまく謝罪ができず、気が付くと組事務所で相手の弁護士に言いくるめられ、内容を読まないまま誓約書に判を押してしまう。 それは「示談金400万円、毎月12万円の返済、利子が10日で3割、来週から大阪のデリヘルに就職」 という最悪のものだった。 
そして相談を受けた黒島は、早速行動を開始するのだった。 そして血だらけの顔で、組事務所に顔を出した黒島は…
 
今を時めく?宮藤官九郎脚本の、阿部サダヲワールドの娯楽巨編です。 脚本なのか、監督の技量なのか、テンポ感抜群のコメディでした。 
舞妓Haaaan!!!」 でコンビを組んだ二人ですが、私はこの作品の方が見やすかったです。 キャストも豪華でした。 竹野内豊岡田将生尾野真千子荒川良々高橋克実松雪泰子、等々。 こういう配役がピタッと決まったコメディは見たとき爽快感がありますね。 
128分の作品で、CASE1~6までの、パートに分かれています。 そしてそれが上手く絡み合った作りになっています。 実はこの作品は、予告編を見た息子から、「お父さん、これは行かないよね?…」 と言われました。 お笑い作品があまり好きでない、また阿部サダヲが苦手らしい息子は、鼻からバカにしていました。 
しかしこれは良くできているだけでなく、楽しい作品でした。 そしてちょっと泣かせる場面もあるんです。 泣き笑いでしたけど。 
井上真央の子供の時の子役の子が可愛かったです。 「軽く見ていて、申し訳ありません!」と謝罪したくなる快作でした。



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東京謝罪センターのCMビデオ

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まずは典子を救え!

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この喫茶店が事務所代わり

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東京謝罪センターとは?

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ワキゲボーボージユウノメガミー! さてこれはなんでしょう?

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