anttiorbの映画、映像の世界

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ウルヴァリン:SAMURAI

 
夢から覚めたローガン(ヒュー・ジャックマン)は、森の中にいた。 横に熊が歩いているが、こちらを襲う様子はない。 街に必要なものを買いに行くローガンだが、ほとんど森に溶け込んでいる獣のようだ。 狩に来た男たちが騒いでいる。 
しかし悲劇は起こった。 狩に来た男たち熊にが襲われ、熊も毒矢を受けて苦しんでいた。 とどめを刺し、楽にしてあげたローガンだが、生き残った男に毒矢の訳を聞いた。 恍ける男、しかし不意に襲ってきたので反射的に鍵爪を出してしまうところ、女が止めに入ってきた。 女は雪緒(福島リラ)といった。 日本の主人からあなたを連れて来いと言う命令を受けていると言った。
終戦間近の長崎で、井戸に閉じ込められていたローガン。 そこに米軍の原爆を投下する機が近づいてきた。 3日前に広島に落ちた新型爆弾の知らせはここにも入っていた。 
全員に避難命令が出る中、捕虜も解放されたが、井戸の中のローガンだけは見捨てられるところ、上蓋を開けた者がいた。 若き日の矢志田(ハル・ヤマノウチ)だった。 
爆風が迫ってくる中、井戸から出たローガンは矢志田を井戸の中に入れ自分はその上から蓋をした。 原爆から彼を救ったのだった。
今、矢志田の体は重篤な状態だった。 「1日だけだ」 ローガンはそういって苦手な飛行機に乗り込んだ。 チャーター機だった。 矢志田は日本の大物実業家となっていたのだが、後継ぎ問題を抱えていた。 
長男に切れ者の矢志田信玄(真田広之)がいるのだが、矢志田が選んだのは、何と孫娘の矢志田真理子(TAO)だった。  矢志田はローガンに命を救ってくれたお返しがしたいと言う。 いったいお返しとは?…
 
スピンオフ作品という位置づけですが、ほぼ現代です。 時系列的にはやっぱり3部作の前ですね。 
?でもという部分もありますが、スピンオフですから細かいところは考えないようにしようと言うことで、日本が舞台の物語でした。 
忍者あり、ヤクザあり、五重(七重?)の塔あり、ちょっと変わった感じの日本が思いっきり描かれていました。 
真田広之演じる日本人の名前が、信玄ですからね(^^)。 やっぱり新幹線の内部の部分は台湾ロケじゃないんでしょうか?。 日本の新幹線は動いているときの客車のなかは撮影許可が出ないんでしょうね。  日本を舞台にした洋画は、キャスト、設定、日本語の言い回し、正直そういうところが気になりますね。 
基本字幕で観る私としては、忍者役の原田は日本人キャストにしてほしかったですね。 モデルとしてのイメージの強いTAOや福島リラが頑張っていたので、そこにもアクションのできる日本人はいなかったのかなと思いました。 
物語としての面白さは、さすがにX-MENシリーズでしたから、そういう枝葉部分が気になったのが残念でした。 もうちょっと日本の素の姿を描いて溶け込ましてほしかったですね。
※文句ばかりですが、作品としてのクオリティは高かったでし、面白かったです(^^)



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矢志田が死にその葬儀に向かう雪緒とローガン

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治癒力が消えてローガンだが…

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全てを受け継ぐことになった真理子

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目を覚まし反撃に出るローガン

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忍者部隊との戦いになるが

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