anttiorbの映画、映像の世界

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落語物語

2011年作品、林家しん平監督、ピエール瀧田畑智子柳家わさび出演。

本名・山岸鶴男、芸名・今戸家小六(ピエール瀧)は妻の葵(田畑智子)と犬1匹と暮らしている、落語家だ。 引っ込み思案な若者・春木真人(柳家わさび)は、たまたま寄席で聴いた落語に惹かれ、弟子入りを希望して東京下町にある今戸家小六のところへやって来た。
以前手紙を出したのだが、住所を書いてなかったので返事のしようが無かったのだ。 葵に連れられ家に入ってきたので、内弟子になることになった。 落語家の内弟子は大変なのだと小六に言われ、弟子の生活が始まった。
本来口数の少ない春木で、ドジってばかりだった。 でも小六と葵はほんとの家族のように扱ってくれた。 二人には子供がいない、ちょっと大きい息子ができたような感じだった。
そして名前を付けないといけないというころになった。 名字から一文字とって”小春”に決まった。 そしていよいよ話を教わる段階となった。
そして寄席にも連れて行かれ、そこでの修行も始まるのだった果たして彼の噺家生活はどうなっていくのか?…

実際の噺家が監督なので、結構寄席の雰囲気、また噺家の家の感じがリアルですね。 前に「落語娘」 http://blogs.yahoo.co.jp/atts1964/2195413.html という記事を書きましたが、話としてこちらの作品の方が、リアルな噺家の世界が語られています。
また、実際の芸人がふんだんに出てきて、そんな芸人同士の駆け引き、何気ない会話に皮肉が込められたり、また真打になっても躓き、行き詰ってしまう姿なども描かれ、なかなかのドラマになっていると思います。
主演の小春は実際の噺家柳家わさびが演じていますが、前座としての仕事や、初高座、そしてラストのトリを取るところは結構見ごたえがありました。
ちょっぴり悲しい話や、女性噺家の悲哀なども入り、なかなかの出来の作品でした。寄席も行きたいですね。 良いもんですけど。

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春木は小六に弟子入りをしようと


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そして内弟子となり命名される


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小六に稽古をつけてもらう小春


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なんだかんだ仲の良い夫婦


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弟子と師匠


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しかし葵にあることが…

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