anttiorbの映画、映像の世界

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ビフォー・ゲット・キルド 誰かが殺られる前に

2017年作品、シェーン・バーバネル監督、マイケル・ウェルチ アレクサンドラ・ターシェン アーロン・ザウター パトリック・ウッド オールウィル・ロジャース出演。

ティム(マイケル・ウェルチ)と恋人のステイシー(アレクサンドラ・ターシェン)は仲間たちとチームを組み、ネット向けに心霊番組を配信。 評判も上々で、テレビ局との契約交渉も進行中。 本格的なテレビ進出を目指し、ティムらが撮影の候補地として選んだのは、過去300年で14件もの未解決殺人事件が起きている郊外の屋敷。 当時の新聞を見ると、“カルトの犯行”とあり、被害者は十字にはりつけにされ、手首には数字の焼き印が遺されていた。 早速、所有者に連絡を取り、取材の許諾を試みるも、最後に事件が起きた1992年に管理人だったエリントンは、既に1934年に死亡していた。 エリントンでなければ情報提供者は一体誰なのか?すると、その人物とステイシーとのメールには、“私はノバムだ”と返信があり...。

監督はシェーン・バーバネル、初監督作品のようですね。
マイケル・ウェルチは、「バチェラー・ネクストドア」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/03/02/180000 に出演していました。
アレクサンドロ・ターシェンは、「ゲーム・オブ・クラウン」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/10/24/180000 に出演でした。

POVぽい作品ですが、ある製作チームが曰く付きの屋敷に潜入して、動画を撮ることを目指します。 しかしここは近所の人も知っている恐ろしいところ。 どう恐ろしいのか? ここで残酷な目に遭うのは、あるやり方でやられてしまうんですね。


今作ちょっとおちゃらけキャラが前乗りするんですが、そこまでがちょっと長いんですね。 でも彼が最後まで鍵を握る人物になっていきますが。


 

長ぐつをはいたネコと9つの命

2022年作品、ジョエル・クロフォード監督、山本耕史 土屋アンナ 魏涼子 小関裕太 木村昴 津田健次郎 成河 中川翔子 楠見尚己声の出演。

長ぐつをはいたお尋ね者の賞金首ネコ、プス(山本耕史)。 剣を片手に数々の冒険をし、恋もした。 でも気付いたら、9つあった命はラスト1に。 急に怖くなり、賞金首のレジェンドの看板を下ろして家ネコになることにしたが、プスを狙う敵の急襲で、平和な生活は壊される。そんな時、どんな願い事も叶う「願い星」の存在を聞き、再奮起。命のストックを求める旅の道中、プスが出会ったのは、かつて結婚も考えた気まずい元カノ・キティ(土屋アンナ)と、ネコに変装したイヌのワンコ(小関裕太)。

そこに、「願い星」の噂を聞きつけた手強い奴らもモチロンやってきて、前途多難な予感しかない。 やれやれ、次死んだら、ほんとに終わりなのに。

監督はジョエル・クロフォード、初めて作品を見る監督です。


今回は劇場鑑賞だったので、吹き替え版になってしまいます。 海外アニメは、よほど都心の大きなシネコンに行かないと、字幕版を鑑賞するのは難しいですが、だからと言って吹き替え版が悪いわけではありません。
たまに、主役級をあまり上手くないタレント起用がありましたが、最近はそこまで露骨なチョイスはしない感じで、そこそこには見れました。
今回はハンプティ・ダンプティは登場しませんでしたが、他のキャラもなかなか個性的で良かったですね。 楽しませてくれました。










ガンニバル ③

2022年作品、片山慎三 川井隼人監督、柳楽優弥 笠松将 吉岡里帆 北香那 杉田雷麟 志水心音 中村祐太郎 倍賞美津子 六角精児 吉原光夫 酒向芳 中村梅雀 高杉真宙出演。

第3話 「凶弾」

大悟(柳楽優弥)は逃走犯を追いかけ、追い詰めた犯人を執拗に痛みつけていた。 一方、ましろ(志水心音)は授業参観で自分の父親である大悟を「暴力警察官」と表現し、批判する作文を通して優しさを訴えていた。
その頃、複数児童へのわいせつ事件の捜査をしていた大悟。 捜査線上では、強制わいせつ罪で執行猶予中の今野翼(三河悠冴)という22歳の男が浮上していた。 今野は以前の犯行時、ましろにも接触していたものの彼女には手を出していなかった。 その理由として「愛してるから、ましろちゃんには触れられない」と大悟に告げていた。 そんな今野の自宅を張り込みする中、部屋の中にましろがいることを知った大悟は、ガラス窓を破って突入する。
病室で目を覚ました大悟。話によると、川で倒れていたところを保護されたという。 後藤恵介笠松将)たちが病室に現れると、大悟を切りつけたのが後藤陽二の双子の兄だと説明し、謝罪する。
一方で、大悟が“あの人”と呼ばれる大男に切りつけれたと話すものの、恵介らは相手にしない様子を見せる。 恵介から自首していない後藤家の人間がいると聞かされた大悟は、捕まえにいくため病室を出ていく。
大悟のスマホを持っていた後藤睦夫(酒向芳)らは、スマホに届いていた医師(小木茂光)からの留守電を聞いていた。 医師によると、ましろが持っていた指は前任の駐在、狩野治(矢柴俊博)のものであり、人間の何者かに食いちぎられた可能性を伝えていた。 それを知った睦夫は、医師に直接接触するため、大悟になりすましてメッセージを送る。
駐在所に戻った大悟らの前に、すみれ(北香那)が現れ、父・治の通話履歴を捜査資料として大悟へ手渡す。 「後藤家は全員狂っているが、恵介だけは別」と言葉を残して去っていくすみれ。

後藤家当主の後藤銀役で倍賞美津子、「異動辞令は音楽隊!」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/08/30/060000 に出演でした。
供花村・村長の後藤清役は六角精児、「仕掛人・藤枝梅安」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/02/08/060000 に出演でした。
児童性犯罪者の今野翼役は三河悠冴、「劇場版 ほんとうにあった怖い話~事故物件芸人3~」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/09/30/060000 に出演でした。
中央病院 監察医の中村一役で小木茂光、「キャラクター」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/06/21/060000 に出演していました。

さて、あの指の持ち主がわかり、やはり狩野巡査はもう生きてはいない可能性が高くなってきました。 さらには、“食われた“可能性が高くなっています。
そしてすみれから、大悟は重大なものを受け取ります。 実はこれが大きな一手につながっていきますが、この村の気持ち悪さがどんどんわかってきますが。

 

 

呪怨車

2008年作品、永岡久明監督、天野結香理 黒木美早 長井雅斗 高野勇気 渡邉創 中村莉央 原口イサヲ 幸将司出演。

夜の山道を走る車、若い女性が縛られて監禁されていた。 そして車は止まり、男が女性の腹を刺し、その後切り口に手を突っ込んで興奮していた。 車は大型のミニバンだった・
昼間山道をミニバンが走っている。 乗っているのはケンジが運転し、ユリ、アキラ、ナオミとユリの兄5人、アキラはサンルーフから体を乗りだし楽しいでいた。 目的地はケンジのお勧めの滝、途中で車のラジオがおかしくなったりしたが、彼らはお構いなしで進んでいく。 しかし、ケンジにはルームミラーに映る女の霊が見えた。
同じころ山の中をケガをしてさまよう男がいた。 5人は目的地に着き滝を見てはしゃいでいたが、そこに地元の変な男がやってくる。 しかし彼らは適当にあしらい、キャンプの準備をしようとした時ケガをした男が現れた。 男は崖から落ちたと言い、ケンジとユリが男を病院へ送ることになるのだった。 しかし途中に通行止めがあり、走っても走っても通行止めの場所に戻ってきてしまう。 そして通行止めを乗り越え走るとキャンプ地に着区のだった。 男を車に残し5人は夕食に盛り上がる。 ナオミが夕食を男性に持っていくといって向かうと男はいなくなっていてナオミは車に引き込まれ襲わてしまう。そこに男がキャンプ地に戻ってくると、心配した4人が車に行くとナオミは瀕死の状態だった。

監督は永岡久明、続けてもう一本です。

呪いものですね。 冒頭の異常な感じの殺人が、キャンプにやってきた5人に伝染していくんですが、車と、その中の1人がしっかりと原因となっていますね。 この怪我をした男が怪しいところなんですが、そこはあまり関連づけられていない感じなんですね。
ただ物語としては前半の焦ったいところのテンポがやや気になります。 後半の畳み掛けはそこそこだったと思います。

 

零落

2023年作品、竹中直人監督、斎藤工 趣里 MEGUMI 山下リオ 土佐和成 永積タカシ 信江勇 玉城ティナ 安達祐実出演。

8年間の連載が終了した漫画家・深澤薫(斎藤工)は、自堕落で鬱屈した空虚な毎日を過ごしていた。 SNSには読者からの辛辣な酷評、売れ線狙いの担当編集者(永積崇)とも考え方が食い違い、アシスタント(山下リオ)からは身に覚えのないパワハラを指摘される。 多忙な漫画編集者の妻(MEGUMI)ともすれ違い、離婚の危機。 世知辛い世間の煩わしさから逃げるように漂流する深澤は、ある日“猫のような目をした”風俗嬢・ちふゆ(趣里)と出会う。 堕落への片道切符を手にした深澤は、人生の岐路に立つ。

監督は竹中直人、単独監督作品としては「山形スクリーム」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/6452980 となりますが共同では「ゾッキ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/04/13/060000 があります。
深澤役は斎藤工、「レジェンド&バタフライ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/01/31/060000 に出演でした。
ちふゆ役で趣里、「もっと超越した所へ。」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/10/16/060000 に出演でした。
妻ののぞみ役でMEGUMI、「極主夫道 ザ・シネマ」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/06/06/060000 に出演でした。

漫画家が主演の今作、久しぶりにリアルな漫画家の生き様を描いた作品のような感じでした。 漫画が好きというより、職業として割り切って描いていた作者、そして妻は編集者という忙しい仕事で、それも彼の担当ではなく、どんどんすれ違っていく様は、なかなか初めから波乱含みでしたね。
冒頭の女性は回想シーンなんですが、最後まで彼女の存在が主人公の生き方に大きな影響を与えていたということなんでしょう。 猫の目を持った女性、趣里ちゃんは、お母さんに似てきましたね。

 

 

ガンニバル ②

2022年作品、片山慎三 川井隼人監督、柳楽優弥 笠松将 吉岡里帆 北香那 杉田雷麟 志水心音 中村祐太郎 倍賞美津子 六角精児 吉原光夫 酒向芳 中村梅雀 高杉真宙出演。

第2話 「襲撃」

村の学校に編入したましろ(志水心音)は、クラスメイトたちから「お話しノート」を手渡される。 そんな中、校庭の裏道では、全身を白装束で身を包んだ後藤家の人間たちが、後藤銀の葬列を行っていた。 参列人数が一人多いことに気付いた恵介(笠松将)によって、狩野すみれ(北香那)という女性が紛れ込んでいることが明らかになる。 すみれは前の駐在だった狩野(矢柴俊博)の娘だった。 棺桶に後藤銀の遺体がないことを確認したすみれは、「こいつらは人間を喰っている」と言い放つ。 そんな中、後ろから大男がすみれに迫るが、恵介が間に入り、その間に大悟(柳楽優弥)とすみれはその場を立ち去っていく。
後藤家が“食葬”を行っていると話すすみれ。 以前も失踪した父親について調べていた彼女だったが、警察に相談しても精神異常だと思われてしまったという。 すみれの話を聞き、大悟は失踪して2週間であることからまだ狩野が生きているかも知れないと伝えるが、すみれは「調べるなら気をつけて」と言うのだった。 その後、大悟は立入禁止の後藤家の土地へ入山するが、道中、後藤岩男(吉原光夫)と後藤真(米本学仁)による倒木で邪魔されてしまう。 岩男は、後藤家に現れた狩野の姿を映した動画を大悟に見せつけるが、それでも大悟は先に進むのだった。
大悟は後藤家へ到着し、何者かがビデオカメラで撮影するだけで、出てくる様子はみられない。そこへ後藤睦夫(酒向芳)らが到着する。 睦夫が本気で殺すつもりで猟銃を発砲し、大悟が村へ異動してきた原因を暴露しようとしたことで、怒った大悟と睦夫ら後藤家との乱闘になってしまう。
一方、有希(吉岡里帆)はましろと一緒に学校から帰宅する途中、クラスメイトの親に「後藤家には関わらないほうがいい」と助言され、駐在所に帰った2人の前には、後藤恵介らが待ち構えていた。

狩野すみれ役で北香那、「バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/04/19/060000 に出演でした。
後藤陸夫役で酒向芳、「ラーゲリより愛を込めて」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2022/12/12/060000 に出演でした。
狩野巡査役で矢柴俊博、「近江商人、走る!」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2023/01/15/060000 に出演でした。
ましろ役で志水心音、「ザ・ファブル 殺さない殺し屋」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/2021/07/02/060000 に出演でした。

さて、ここで行方不明の狩野巡査の娘が現れて、後藤家には何かあると気がつく大悟でしたね。 さらに家で謎の書き込みが柱に。 何か不気味な感じがどんどん増していきますが、ここまできてましろが一切言葉を発しないことに大きな違和感と、何か過去にあったことがわかってきます。 そのましろが、この村に馴染んでいくのが正反対なんですね。
そして後藤家と衝突する大悟。さらに交番に後藤恵介達が大挙して現れますが。

 

 

呪われた都市伝説 紫鏡

2011年作品、永岡久明監督、岩佐えみり 北川瞬 杉浦匠 一倉千紗出演。

その日、二十歳の誕生日を迎える北川冴子(岩佐えみり)は、街を歩きながら携帯電話で母と話をしていた。 次の瞬間、彼女がいる場所は、薄暗い森の中だった。 「ここはどこ? どうして、私はこんな場所にいるの?」手にした携帯電話は全く繋がらない。  状況がわかないまま、手がかりを探すために森の中を歩き回る冴子。  すると、森の奥の廃墟から血まみれの若い男が飛び出してきた。 男は血を吐きその場で絶命する。 いったい何が起こっているのか? やがて冴子は、みどり(桜のどか)や健治(北川瞬)と光(杉浦匠)に出会う。 彼らも突然、現実の世界からこの森に空間移動してきたのだと語る。共通点は、全員その日が二十歳の誕生日ということだった。

気がつくと血を吐いて死んだ男の死体は消え、割れた手鏡があった。 これは、あの都市伝説である紫鏡の呪いなのか? 廃墟の一室の壁には四ケタの数字が書かれ、古い時計が時を刻んでいる。 時が経つにつれ、ひとりずつ体から血を吐き、体が崩れ、苦しみながら死んでゆく。  次の順番は誰だ?  生き残った彼女たちには、誕生日以外にもうひとつの共通点に気付く・・・それは「紫鏡」 「紫鏡」とはいったい何なのか? また、生き残って元の世界に戻る手段とはいったい?

監督は永岡久明、「ひきこさん VS 貞子」 https://anttiorb.hatenablog.com/entry/15679375 を記事にしています。

“紫鏡“という都市伝説を膨らました感じですね。 “二十歳“というのがポイントのようで、今作では異次元というか、モノクロの抜け出せない世界に迷い込んでしまうという設定ですね。
廃墟のような建物から離れることができず、たった1人ではなく前からいた人間だけでなく、次々とそこに現れる人間たち、そしてだんだん血を吐き、それが悪化して死んでしまいますが、その後死体は忽然と消えてしまう場合もある、どうやらここは現実ではないという感じなんですが。
ラストは結局ダメという感じの終わり方ですが、謎は解けないままのようでしたね。